道具って大事

2024年01月21日

今冬はじめて大雪に見舞われた先週。残雪を踏みしめて近所の歯科医院へ。
定期的にやってもらっている歯のメンテナンスだ。
今回は一番奥の椅子に案内された。屋内へ上がる時と同様、一旦義足を外して内履きを脱ぐのが僕の流儀。土足禁止の貼り紙が目に入るからね。
椅子に座ると早速、作業開始。僕を案内した女性スタッフがそのまま担当する。軽い歯茎チェックをしたら特殊な薬剤を歯の全体に塗り込む。
いよいよ来た。うがいをして特殊な薬剤を洗い流したら、歯垢の付着した部分に薬剤が残り、赤っぽく見える。これまでの歯磨きの成果が試される時だ。
きっと手鏡を渡されるんだろうな、とドキドキしたけど、今回はなし。「やっぱり前歯の裏側は残りますね」とだけ。
その後もいつもの流れで、歯垢除去を入念に行い、先生に確認してもらってメンテナンスが終わった。抜歯の可能性がある部分は今回も構わず、歯周病の進行がないとの話なので、結果は良好だったと思っていいのだろう。
前回は手鏡を渡されて、口の中を見せられて、奥歯と前歯の後ろにダメ出しを食らっていた。その反省に立って道具を見直したのが功を奏した。それしか考えられない。

近所の歯科医院で定期的にメンテナンスを受けるようになって、僕の歯磨きに対する意識はかなり向上した。
まず最初に取り入れたのが、歯間ブラシ。自然の歯並びだと前歯に隙間があるから、そこを掃除するのに必須のアイテムだ。
歯間ブラシは見るからに効果があったものの、問題は奥歯だった。歯ブラシがどうしても届かない。あれこれ試して思案を巡らせていたところ、ドラッグストアの店頭で偶然それを発見した。
普通の柄に極小のブラシが付いた、馴染みのない形状の歯ブラシ。局所狙いのものだ。値段がそう高くもないから試しに購入して使ってみたら、これが大当たりだった。
これ単独ではなく、普通の歯ブラシと併用する。つまり歯ブラシの使い分けをすることで、届きにくいところまで磨けるようになった。奥歯はもちろん、前歯の裏や、複雑な形をした歯の細かいところまで。
今回のメンテナンスで、この局所ブラシの有効性が証明された恰好。ただし使いこなすのが難しいし、定期的なチェックを受けないと磨き残しも起きてしまう。誰にでもおすすめできるわけではない。
僕の場合は、洗面台のコップに二本の異なる歯ブラシが立ててある光景がちよっとだけ嬉しい。それだけでも、馴染みのないアイテムを購入した価値があったというものだ。
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Posted by くろねこ  at 10:07 │Comments(0)命と健康、再生の物語
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