障害年金は頼りない

2023年03月18日

先日、支援員さんを伴って年金事務所を訪れ、障害年金の相談をした。
結論としては、望み薄。おそらく受給条件を満たしていない。
僕は足の切断によって障害手帳4級を交付されているが、障害年金が問題とするのは大元の原因である糖尿病について。その初診がいつか、を明らかにしないと申請もできないという話だった。
糖尿病の初診。はて、困った。約15年前までは分かっていても、正確な年月日となるとちょっと。
支援員さんがその場で電話をかけて病院に問い合わせをしてくれたが、回答は得られなかった。個人情報を理由に。どうやら僕が正式にお願いしないと教えてもらえないらしい。
僕は足を切断した時以前にも同じ病院に糖尿病で1ヶ月入院している。その時が糖尿病の初診。それから紆余曲折を経てかかりつけを診療所に変えたりもしているため複雑で分かりにくい。
とりあえず、初診の年月日が分かったら改めて申請することにして、窓口を離れた。障害年金に期待する気持ちはない。自分のために、正確な情報を知りたいと思っただけだ。

年金事務所で説明を聞いて、はじめて分かった。僕の通う作業所の利用者はほとんど該当しない。
窓口では年金の納付状況が関係あるとやたら強調していたが、本当のところはそうなのだ。厚生年金を払っていた人の一部に3等をもらえる人がいるかもしれない、という程度。
国民年金だと未納がなくても2等が限界で、そこには日常生活が困難で仕事ができない、という条件がある。それは障害が相当重くないと満たすことはなく、障害年金なんて頼りにならないのがよく分かる。
仮に障害年金をもらえても、その金額では暮らしの足しにしかならない。何か有意義な使い途があるとも思えない。
障害者を馬鹿にしたような制度だな、とは思う。かといって作業所で毎日働いても雀の涙ほどの工賃しかもらえないのも現実。
障害者になって一般社会から離脱するのはこんなに厳しいのか、と改めて思い知らされた。
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