誰を頼る?
2020年11月27日
お母さんの事故を知って、改めて思った。
自分の立つ場所の危うさ。
脆さ。
その頃の筆者は、片足を失って車いす生活で。
目の状態は弱視をやっと抜けた程度の、ギリギリ。
病院で面倒をみてもらえるから戻ってこれただけだ。
はっきり言って、何も自力でできていない。
病院に来ることを日課にしていたお母さんが、代わりにやってくれた。
洗濯も、資料の提出も、治療費の支払いも。
病院生活に必要なことでさえ、本当はできていない。
だから病院生活、という見方もできるけど。
考えるのは、退院してからのことだ。
今、ここでお母さんが動けなくなったら、誰を頼るのだろう?
一人ひとり、顔を思い浮かべる。
そして一人ずつ消去する。
誰もいない。